ベーシックストラテジー表の覚え方!ブラックジャックの勝率を上げる必勝法になるの?
カジノで人気のゲームの一つブラックジャックの勝率を上げる方法の一つに「ベーシックストラテジー」と呼ばれる方法があります。
ベーシックストラテジーは、自分の手持ちハンドと、相手プレイヤーのハンドを見て、次にどうするべきか?のアクションを決める攻略法で、一覧表になっています。
しかし、ラスベガス、韓国、マカオ、シンガポールといった本場のカジノにベーシックストラテジーの一覧表を持って入場する事が出来ないので、プレーの時にはある程度暗記しておく必要があります。
しかし、オンラインカジノではベーシックストラテジーを使ってプレーは可能ですので、完全に暗記する必要はありません。
ここでは、ベーシックストラテジーに関する
- 基本的な表の見方
- 勝率は上がるのか?
- 連敗が続いたり勝てない時はどうすれば良いのか?
といった、基本的なところをオンラインカジノの日本カントリーマネージャーに10年勤められた方に聞いてまとめましたので、ブラックジャック攻略の参考にしてみて下さい。
もくじ
ベーシックストラテジー表の見方
ブラックジャックゲームは、ベーシックストラテジーを使わなくても、運が良ければ勝つことは可能です。
しかし、少しでも負けを減らして、最終的に多く勝つため(期待値をできるだけ上げるため)には、「ベーシックストラテジーが必要」です。
まず、下記の表で基本的なベーシックストラテジーを確認していきましょう。
【ソフトハンド】
【ソフトハンド Aとペアの場合】
【スプリット】
ベーシックストラテジーでは、まず最初に
- H ヒット
- D ダブルダウン
- S ステイ
- P スプリット
という4つの行動パターンがありますので、自分がどの行動を取る事になるのか?を表で確認していきます。
ベーシックストラテジー表を見て、自分に配られる2枚のカードとディーラーのアップカード(1枚目のカード)を見て、
- カードをもう1枚引く(H)のか
- ダブルダウン(D)するのか
- そのままでいる(S)のか
- 同じ数のカードが配られた(P)のか
を決めます。
例えば、最初自分に配られた2枚のカードの合計が16で、
- ディーラーのアップカードが6の場合、ベーシックストラテジーでは「ステイ」しなければいけません。
- しかし、アップカードが7の場合は、「ヒット」しなければいけません。
カードの数字だけを見比べると1しか変わりませんが、ベーシックストラテジー上では、かなりの違いがありますので、必ず細かい部分まで覚えておきましょう。
ベーシックストラテジーを実践するとこんな感じ
次に、ベーシックストラテジーの実践を想定したシミュレーションを行っていきましょう。
まず、自分に配られる2枚のカードの合計に注目してください。
次に、ディーラーのアップカード(ディーラーに配られる1枚目のカード)を見て、自分が取る行動を「ベーシックストラテジー表」を元に決めます。
ベーシックストラテジー で3枚目を引くケース
仮に、自分に配られる最初のカードがAと6で、ディーラーのアップカードが8の場合、必ずもう1枚カードを引かなければ(ヒット)いけません。
Aと6で17だから、もう1枚引いたらバーストするかもしれない!と思われるかもしれませんが、Aは1か11のどちらにもなります。
そのため、3枚目のカードが10だったとしても心配いりません。
ベーシックストラテジーを使わないで、ブラックジャックをプレイされている方のほとんどは、このシチュエーションの場合、ヒットしないでステイします。
もちろんステイして勝つ可能性もあれば、ヒットしても負ける可能性はあります。
しかし、ベーシックストラテジーを使って、長くプレイすればするほど、期待値は向上し、最終的な勝ちに繋がる事を憶えておきましょう。
ベーシックストラテジーで4枚目が引けないケース
ベーシックストラテジーでダブルダウンをするには、ヒットする前でなければいけませんが、ダブルダウン後は必ずヒットしなければいけません。
そのため、バーストする可能性が低い手で行う必要がありますが、その時は3枚で勝負をしなければなりませんので、4枚目をヒットする事は出来ません。
ベーシックストラテジーでスプリットを使用する時
ベーシックストラテジーでP:スプリットを使う例ですが、最初に自分に配られたカードに「A」があるかどうかと、同じカードがあるかどうかを確認します。
ペアカードの時のベーシックストラテジー表を用意します。
例えば、8と8の場合、ディーラーのカードの合計に関係なく、全てにおいて「P:スプリット」になりますので、最初に配られたカードをそれぞれ別々の手に独立させ、2つのゲームとしてプレイをしていきます。
2つのプレイを行うという事は、最初の賭け金と同額の賭け金を追加しなければいけませんが、ベーシックストラテジー通りに進めれば有利に勝ちを狙いにいけます。
ブラックジャック玄人プレイヤーはこう考えます
ブラックジャック歴が長いプレイヤーは
とみんな口を揃えて言います。
例えば、ディーラーのアップカードが10の場合、ディーラーの2枚目は10と予想されるので、自身のハンドが20でない限りかなり、ビハインドと考えるのが普通です。
ベーシックストラテジーでブラックジャックの勝率は上がるの?
ブラックジャックで、ベーシックストラテジーを使用してプレイするのと、「使用しないでプレイするのでは勝率が全く異なります」ので、ベーシックストラテジーは使用した方が勝率は上がります。
という人は、わざわざベーシックストラテジーを頭に叩き込む必要はありませんが、
という人には、ベーシックストラテジーは必要不可欠のものとなっております。
ブラックジャックは、ほとんどの人が「手札を出来るだけ21に近づける」ゲームと思われがちですが、実際はいかにディーラーをバースト(21以上にさせる)させるかという、ゲーム性となっています。
例えば、自分の手札が21でもディーラーの手札も同じく21の場合、引き分けとなり勝つことはできません。
あと、案外知られていないブラックジャックのルールでディーラーは、手札の合計が16以下の時は必ずカードを1枚引かなければいけません。
逆に、ディーラーの手札が17以上の場合はカードを引くことはできません。
このように、ディーラーをバーストさせるために必要なのが「ベーシックストラテジー」の目的という事になります。
ベーシックストラテジーで勝てない時はどうすれば?
ここまでの解説を聞くと
と思われるかも知れませんが、ベーシックストラテジーを使用してプレイすれば、「100%勝てるというわけではありません」ので、予めご了承下さい。
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも統計上でのストラテジー(理論)であり、実際には
- テーブルで一緒にプレイしている人の数
- タイミング
- 運
などによっても大きく変わってきます。
ベーシックストラテジーで連敗が続く時の対処法
ベーシックストラテジーを使用していても何回か負けがが続くような事があっても特に大きな問題はありません。
しかし、10回、20回も連敗するようなことがあれば、そのテーブルを離れ違うテーブルでプレイすることをオススメします。
※あくまでもベーシックストラテジーを正しく理解してプレイされている場合のみです。
ベーシックストラテジーは暗記しないといけないの?覚え方は?
ベーシックストラテジーは、必ず頭の中に暗記しなければなりません。
ただ、オンラインカジノで同じテーブルに他のプレイヤーがいない場合は、紙に書いたベーシックストラテジー表を見ながらプレイすることが、不可能ではありません。
しかし、あまりにもプレイに時間がかかると、ベット制限時間が過ぎてしまい、思うようなベットができなかったり、プレイに支障をきたす可能性がありますの注意しましょう。
ベーシックストラテジーの覚え方は簡単エクセルにまとめよう
ベーシックストラテジーを使用して、ブラックジャックゲームを実際にプレイしながら覚えていくだけです。
You Tubeなどで他人のプレーしている解説動画などもありますが、何より経験する事が一番早くベーシックストラテジーを覚える事に繋がります。
その他に、ベーシックストラテジーを覚える方法の一つとして、「エクセルに自分で書いてまとめてみる」という方法です。
実際にプレーするのも大事ですが、暗記する時は目で見るだけでなく、それぞれのカードの組み合わせを見ながらまとめてみるのも良いかと思います。
書いて覚えるタイプの方であれば、ペンと紙を用意して書いてみるのも良いですし、書くのが苦手であれば、一番表組みするのが便利なエクセルを使われると良いかと思います。
「ブラックジャックで勝ちたい!」
と思われる方は、必ずベーシックストラテジーを暗記するようにしましょう。
ベーシックストラテジー表を見ているだけでは覚えれません
「ベーシックストラテジーを習得するまで、実際にお金を賭けてプレイするのは嫌だ・・・」
という人は、ほぼ全てのオンラインカジノでは、フリープレイでブラックジャックゲームをプレイすることが可能ですので、そちらでプレイなさってください。
ただし、フリープレイだけでは、リアルな勝負の緊張感や勘を養う事は出来ませんので、本気で身につけたいという事であれば、少額からでもリアルなプレイにトライしていきましょう。
どうしてもベーシックストラテジー全部を覚えきれない時は?
ベーシックストラテジーは、プレイしながら出ないと中々覚えることができません。
上記で紹介した、ベーシックストラテジー全てを短期間で、全て頭に叩き込むことは難しいので、どうしても早くブラックジャックをプレイしたい!
という方は、ソフトハンド(Aを含まないパターン)のみ、ベーシックストラテジーを最低限覚えて、ブラックジャックをプレイしましょう。
ここで疑問に感じる事として、
と心配になる人もいるかと思いますが、全く問題ありません!
もちろん、スプリットのチャンスが来たときにベーシックストラテジーを使えないなどのデメリットはありますが、スプリットが理由で直接負けに繋がることはありません。
ここまで言った通り、ベーシックストラテジーの表を暗記してもらうのが一番ですが・・
という方は、「自身の手札が19以上の時は、全てステイ」しましょう。
これだけでも、何も考えないでプレイするより勝率は上がります。
ベーシックストラテジーの期待値について
ブラックジャックをベーシックストラテジーを使わないでプレイした時の期待値は「約93%」と言われています。
ブラックジャックには様々なルールがあり、その時によって期待値やハウスエッジが変化しますが、長くプレイした時の期待値が、約93%とカジノゲームの中でもかなり高いです。
では、ベーシックストラテジーを使って、ブラックジャックをプレイした時の期待値はどうなのか?ですが、ベーシックストラテジーは、ただでさえ高いブラックジャックの期待値を「100%前後」まで上げることができます。
ただし、数回、数十回プレイしただけでは、ここまで高い期待値を叩き出す事はありませんので、
いくら期待値が100%近くなるとは言え、100%勝てるというわけでは無い。
という事を肝に命じて下さい。
ベーシックストラテジーのデッキ数で期待値に影響が?
ベーシックストラテジーは、ブラックジャックのルールやデッキ数によって、若干期待値に影響が出る可能性があります。期待値に影響を与える範囲を表にすると、
ルール | 影響度 |
ハーフデッキ | +0.71% |
2デッキ | -0.32% |
4デッキ | -0.48% |
8デッキ | -0.55% |
Aを2回異常スプリット可能なルール | +0.06% |
スプリット後にダブルダウンが可能なルール | +0.13% |
サレンダーがありのルール | +0.06% |
ちなみに、本場カジノでは6デッキが多いのに対し、オンラインカジノのライブゲームは「8デッキ」が一般的です。
ベーシックストラテジーよりマーチンゲール法がおすすめ
「ベーシックストラテジー」と同じようにブラックジャックの必勝法として挙げられるのが「マーチンゲール法」と呼ばれる必勝法です。
しかし、ベーシックストラテジーとマーチンゲール法は、全くの別物です。
ブラックジャックで勝つためにプレイするには、ベーシックストラテジーは必要不可欠という事は、ここまでお話してきた通りです。
しかし、マーチンゲール法は、ゲームに勝つための必勝法というよりは、
「勝ち金を増やすための方法」
ですので、マーチンゲール法単体では、大勝ちすることはなかなか出来ない事を知っておきましょう。
一番オススメなのは、
- ベーシックストラテジー
- マーチンゲール法
の両方を使ってプレイすることです。
この2つを使用して、ブラックジャックをプレイすると、かなり高い確率で勝利することができますので、マーチンゲール法は簡単に覚えられますので覚えましょう。
バカラでマーチンゲール法はリスクが高い?低い?
ブラックジャックの資金管理としておすすめのマーチンゲール法ですが、バカラとの相性は最悪で、リスクが高い方法だと言われています。
また、バカラでマーチンゲール法を行っても、利益があまり変わらないのでメリットがありませんので、マーチンゲール法はブラックジャックで使うようにしましょう。
ベーシックストラテジーとカウンティングの違い
ベーシックストラテジーは理論に基づいた表になりますが、「カウンティング」というブラックジャック必勝法があります。
カウンティングは、場に出て使われているカードを記憶(もしくは記録)してシュー(山札)の中に残るカードを予測する必勝法です。
ブラックジャックは、カードを「10」とみなして数える事が多く、その種類は13種類ある中で実に4種類が該当します。
よって、「10」を引く確率で言えば31%あるという事になるので、カードを記憶しておくと有利・・
と言えますが、カウンティングはカジノの禁止行為にされています。
カウンティングが禁止されている理由は、
でまとめていますので、合わせてお読み下さい。
また、数学者が作ったベーシックストラテジーは、カウンティングするよりも確率論で言っても勝利が高いので、リスクを冒してまでカウンティングは不要だと思います。
オンラインカジノであれば、プレーに支障が出ない範囲であれば、ベーシックストラテジーを見ながら進める事も可能ですので、カウンティングを無理に覚える必要は無いでしょう。
ポーカーでカウンティングは可能なの?
ブラックジャックに限らず、ポーカーでカウンティングする事も同じカードゲームなので可能ですが、カードを記憶できる人なら良いですが、記録する事は許されませんので、多くの人が簡単に出来る方法ではありません。
ベーシックストラテジーにまつわる本、アプリのおすすめは?
ベーシックストラテジーで検索し本を探しても、直接ベーシックストラテジーにまつわる攻略本みたいなものはありません。
You Tubeでベラジョンの攻略動画などをあげている「あかりの娯楽帳」というチャネルでは、斎藤隆浩さんが書かれた著書「新訂 ブラックジャック必勝法 (日本語) 」を紹介していました。
本書では、斎藤隆浩さんの必勝法テクニックだけでなく、ブラックジャック攻略の歴史やカードカウンティング、イカサマについても触れられていますので、ブラックジャックを始める前に読むのにオススメの書籍です。
ベーシックストラテジーの練習に使えるアプリ
ブラックジャックを気軽に楽しむのに、スマホにアプリを取り込みたいという方におすすめです。
●ふつうのブラックジャック
操作性がシンプルなだけでなく、スプリット、インシュアランス、サレンダーとレベルを変更できるので、ベーシックストラテジーを練習するのに最適なアプリです。
初回の無料チップは5000ドルです。
●ブラックジャック-Brainium Studios LLC
解説付きなので、初心者におすすめです。ルールの変更はインシュランスとサレンダーが選択出来ます。
初回の無料チップは1000ドルです。
●ブラックジャック-Solitaire Games Studio
本格的なブラックジャックを楽しめるのがウリで、レベルアップする事で
- ラスベガス
- パリ
- マカオ
- ロンドン
- モスクワ
- モンテカルロ
- ヴェネツイア
- バハマ
と最大8種類の会場で遊べます。
初回の無料チップは3000ドルです。
ベーシックストラテジー表の覚え方!ブラックジャックの勝率を上げる必勝法になるの? まとめ
ベーシックストラテジーの見方にはじまり、ブラックジャックの勝率を上げる方法として、ベーシックストラテジーがいかに有効か?をまとめてきました。
ブラックジャックで勝ち続けたいという場合は、カウンティングではなくベーシックストラテジーをしっかりと覚えて、勝負した方が勝率が上がりますし、期待値としては限りなく100%に近づけます。
プレー時間、プレー人数、運に左右されるゲームですが、ベーシックストラテジーは運などに左右されない「数学者が計算上で確立した理論」だという事を知って頂くだけでも、ブラックジャックゲームで遊ぶのに必要な技術だと分かります。
ブラックジャックで勝ち続け、オンラインカジノをめいいっぱい楽しむためにも、最初は面倒ですがベーシックストラテジー表をしっかりと覚えるようにして下さいね。