モンテカルロ法やマーチンゲール法はカジノで禁止行為?必勝法を使う時に注意したいポイント
モンテカルロ法やマーチンゲール法は、オンラインカジノに限らず、投資(株、FX、バイナリーオプション)、競馬、競輪、競艇といったギャンブル全般で使えるギャンブル攻略法です。
世の中に「必勝法」と呼ばれるものはありませんし、絶対という事がないのは言うまでもないですが、モンテカルロ法やマーチンゲール法も必ず勝てるというものではありません。
ゲームの種類や時と場合、また運に左右される事もあり、だからこそギャンブルの醍醐味があるのでは無いでしょうか。
この記事では、オンラインカジノでモンテカルロ法やマーチンゲール法を使うメリットやデメリットを通して、カジノゲームとの向き合い方を考察していきたいと思います。
もくじ
モンテカルロ法とは
モンテカルロ法とは、決められた法則で「数列を書いていき、出てきた数字を元にベットする攻略法です。
伝説によればある男がモナコ公国モンテカルロでカジノを攻略するのに使い、カジノ本拠地を破産に追い込んだとも言われる必勝法と言われますが・・
しかし、実際はモンテカルロ法で破産に追い込まれた運営会社は聞いたことがありませんので、風説だと思われます。
数学者が真剣に考えたモンテカルロ法
モンテカルロ法は、計算理論や数値解析の分野でも応用されるように、数学者が真剣に考え、乱数列の選択をしてきたわけですが、投資(株、FX、バイリー)、競馬、競艇、競輪といったギャンブル要素のあるものでも使用出来ます。
ただし使用の際には、条件があり
- 競馬の場合は、的中時のオッズが3倍以上である事。
- 競艇の場合は、オッズが2倍以上のものを選ぶ事。
- オンラインカジノは、配当2もしくは3倍のゲームである事。
などと言われています。
モンテカルロ法 わかりやすく解説
オンラインカジノでモンテカルロ法を行うには、乱数計算をしていかなければなりませんので、ペンと紙は必須です。
2倍配当と3倍配当でルールが違いますので、 流れを説明すると、
2倍配当の場合は、
- 1、2、3と数字を横に書いていきスタートします。
- ベット額は常に1番左と1番右の数字を足した金額となりますので、上記の例だと「4」となります。
- 負けた場合は、1、2、3の横にベット額4を書き加え、1、2、3、4となります。
(この時は、次のゲームは「5」をベットします。) - 勝った場合は、両端の数字は「消す」、数字が1つになるか全て消える場合に1セットは終了です。
3倍配当の場合は、「勝った時の数字の消し方」が違うだけです。
- 2倍配当の場合は両サイドの数字を1つずつ消していますが、3倍配当の場合は、2つずつ消していく事になります。
- 3倍配当なので、取り返すスピードが2倍配当より早い
いずれも、数字が1つになるか消えるまで続ければ、必ず勝つようになっていますので、必勝法と呼ばれますが、くれぐれも忘れてはいけないのが「負け続けるとベット額は増える」わけです。
カジノでは連敗が続くという事は珍しい事ではありませんので、負けが続いて資金を溶かしてしまい、途中でゲームできないという事にならないようにしなければなりませ。
(他の必勝法でも同じ事は言えますが・・)
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法とは、勝率50%、配当が2倍のものに対して使われる攻略法で、理論上は必ず勝てると言われていて、赤黒のルーレットやバカラで有効です。
マーチンゲール法を分かりやすく解説
マーチンゲール法は、負けた時のベット額を2倍にする事で、負けた分を取り返すというシンプルな方法です。
逆に勝った時には、一度ベット額をリレットして初回のベット金額に戻す事になります。
理論上は、負けが続いても、一度勝つ事で取り戻す事が出来る理由が、ここにあります。
モンテカルロ法やマーチンゲール法で稼いだお金は税金がかかります
オンラインカジノで手に入れた利益は「一時所得」として税金がかかりますが、モンテカルロ法やマーチンゲール法といった必勝法を使い、損失が出て分に対して控除される事はありません。
例をあげると、
利益 | 損失 | |
5/2 5万ベットで10万利益 | +5万 | |
5/3 3万ベットで10万利益 | +7万 | |
5/4 10万ベットで6万損失 | ー6万 | |
5/5 5万ベットで15万利益 | +15万 | |
5/6 12万ベットで7万損失 | ー5万 |
となった場合は、利益は、5万+7万+15万=27万、損失は6万+5万=11万となります。
損失分は控除できないという事になりますので、27万に対して税金の計算をしていく事になりますので、注意しましょう。
モンテカルロ法やマーチンゲール法はカジノで禁止行為か?
モンテカルロ法やマーチンゲール法をカジノ(オンラインカジノ)で使用してプレイすることは、禁止行為ではありません。
ただし、これらの必勝法を理解し切れていない状態でプレイされると、ベット額を決めたりするのに時間がかかる事があります。
ゲームの流れに支障を与える場合は、カジノ側から注意される場合がありますので、ご注意ください。
また、オンラインカジノでは、ベット制限時間以内にベットを完了しないと、ベットする前にゲームが開始されてしまいます。
そうなると、モンテカルロ法やマーチンゲール法を使っての攻略が意味をなしませんので、注意ください。
モンテカルロ法のメリットとデメリットは?
モンテカルロ法を使うメリットとデメリットをまとめると、
モンテカルロ法のメリットは、「1回のゲームでの大負けのリスクがない」という点です。
モンテカルロ法は、コツコツプレイしながらプレイするタイプの攻略法となっており、他の攻略法のように多額の金額をベットする必要もありません。
少ない資金でも、十分にモンテカルロ法を使用してプレイできるのがメリットです。
一方、モンテカルロ法は他の攻略法と比べて、少し複雑な部分があり、初心者の方は頭の中でベット額を計算することが難しいのがデメリットです。
紙にメモを取りながらのプレイが必要となりますので、場合によっては、モンテカルロ法を円滑に使用しながらプレイすることが難しいです。
マーチンゲール法のメリットとデメリットは?
マーチンゲール法の一番のメリットは、「カジノ初心者の方でもすぐに使用してプレイできる」という点です。
ややこしいルールはなく、負けた時にその負けた金額の倍の金額を次のゲームでベットするだけのとてもシンプルな攻略法になっています。
一方、マーチンゲール法のデメリットは、ある程度の手持ちの資金が必要な事と、テーブルリミットによっては、マーチンゲール法をどこかのタイミングで使用継続できなくなるという事です。
資金の面は、少しずつコツコツプレイされるという方は、そこまで多い金額がなくてもマーチンゲール法を使用してプレイは可能です。
しかし、負けが続いてしまうとテーブルリミットを超えるベットが必要になる可能性も0ではありませんので要注意です。
マーチンゲール法をもとに、ベットしなければいけない金額がテーブルリミットを超えてしまった場合、その時点でそれまでのマーチンゲール法でベットしてきた全てが、水の泡になってしまいます。
モンテカルロ法とマーチンゲール法の損切りポイント
ギャンブルをする方は欲深くなる傾向があり、勝ってる時は特に止め時を見失いがちです。
「もっともっと勝てるはず!」
とプレイを継続し、結果的にマイナスを喰らったり、
「あんなに勝っていたのに0になった」
という事は、よくある話です。
カジノで耳にする必勝法や攻略法は、あくまで「理論上の攻略法」であり、それを使えば100%勝てるというものではありません。
そんな時、とても重要なのがいわゆる止め時であって、カジノでは「損切りポイント」と呼ばれるものです。
どのギャンブルでも勝っている時に止めるか、ある程度の負けはしょうがないと割り切って損切りポイントをきちんと自分のルールにした上で、ドツボにハマる前に止めるのがとても大切です。
モンテカルロ法の損切りポイント
モンテカルロ法の損きりポイントは、ずばり「負け」の流れが来ている時を見極めることです。
もちろん、極端に連敗したりした場合を除き、流れが来ている時は、多少負けが続いていてもモンテカルロ法の場合は、1回で大負けする事はありません。
そんな時はプレイ継続は良いかと思いますが、
と感じた時は、すぐにゲームを止めることをオススメします。
カジノで「流れ」というものは、とても大事で流れが読めないと、いくら攻略法を使っても勝つことは難しい事を憶えておきましょう。
マーチンゲール法の損切りポイント
マーチンゲール法を使用してプレイしている際の損切りポイントは、人それぞれなので「この時だ!」と一概に言うことは難しいです。
一つの目安としては、負けが続いて2連続で負けベットをするための資金が手元に残っていない場合は、その時にゲームを止めることをオススメします。
例を挙げると、
手元に100ドルあって、50ドルベットでゲームをする場合
マーチンゲール法に基づくと次のゲームで100ドル(負けた金額50ドルの2倍の金額)をベットしなければいけません。
しかし、手元には50ドルしかない状態になる場合は、潔く100ドルを持ってプレイを止めるのが一番大負けしない損きりポイントとなります。
その他に、
をオススメします。
カジノでは5連敗、10連敗する事はよくあります。
負けが続けば、続くほど、いくらマーチンゲール法を使用していても、プレイヤーにとってはかなり不利な状況に変わりはありません。
「5回連続で負けたら一度初期ベットに戻してプレイを継続する」
など、モンテカルロ法と同じで自分ルールをちゃんと決められてからプレイすると、大負けする事も防げ、気持ち的にも楽にプレイすることができるでしょう。
モンテカルロ法をエクセルで作成しカジノで使用するには
メモを取りながらゲームを進めるのが出来ない方は、エクセルを使用してモンテカルロ法の自動計算ツールを作るのも一つの方法です。
方法としては、「NORMINV関数」を使用して作成出来ると紹介されていたブログがあり、エクセルで作成を試みましたが、計算式が分からず挫折しました。
モンテカルロ法の自動計算ツールを紹介しているブログもありましたが、無料プレゼントしているものであれば、探せばいくつか出てきますので、必要でしたら一度試してみましょう。
ルーレットのロジックそもそも勝てない仕組みに
ルーレットに限らず、カジノゲームには「ハウスエッジ」(日本語では控除率)というものが存在します。
ハウスエッジとは、カジノ側(胴元)の取り分を%(パーセント)で示したもので、カジノゲームによってハウスエッジは異なります。
ハウスエッジの見方として、ハウスエッジが高ければ胴元の取り分が多く、少なければ胴元よりプレイヤー側に還元されるということになります。
ギャンブル別のハウスエッジ
現在、日本国内でプレイできるギャンブルの中で、一番ハウスエッジが低く設定されているのは、「パチンコ」と「パチスロ」で、一番高いのが宝くじと「toto(スポーツくじ)」となっています。
宝くじやtotoで勝つのが、とても難しい理由は「ハウスエッジが高いため」で、パチンコやパチスロでは、よっぽどのことがない限り、今まで1回も勝てなかったという方はいないはずです。
ちなみに、カジノ(オンラインカジノ)のハウスエッジはゲームによって異なりますが、約1%〜5%となっています。
日本の中で、ハウスエッジが一番低いパチンコ・パチスロより「はるかに低いハウスエッジとなっている」ので、数値上で言えば他のギャンブルよりは勝ちやすいです。
ただし、どのギャンブルでも同じですが、長くプレイすればするほど負けてしまいますが、いくらハウスエッジが低いカジノゲームでもそれは同じという事は、理解しておきましょう。
オンラインカジノのルーレートに関しても、赤か黒で勝率50%と見ることも出来、ハウスエッジが低いのではないか??と思われますが、実はそんな事はないのです。
ルーレットにおける赤黒交互が出る確率
ルーレットゲームにおいて、赤黒賭けをした時の勝つ確率を50%と考えている方が多いかもしれませんが、計算上では勝率50%を切る事になります。
残念ながら、ルーレットゲームには0もしくは00がありますので、赤黒賭けをした時に0もしくは00に球が入った時は「プレイヤーの負け」となります。
計算上では、
- アメリカンルーレットで赤黒賭け時の勝つ確率(0と00があります):47.3%
- ヨーロピアンルーレット・フレンチルーレットで赤黒賭け時の勝つ確率(0が1つ):48.7%
このように、0が1つのヨーロピアンルーレット・フレンチルーレットの方が、アメリカンルーレットより少し勝ちやすくはなっていますが・・
それでも勝率で見ると50%未満となりますので、長くプレイすればするほど、カジノ側が勝つようになります。
ちなみに「偶数奇数賭け」の時も、赤黒賭けと同じ確率になっていますので、ルーレートはそもそもが勝てない仕組みである事は前提として知っておいたほうが良いでしょう。
ルーレットの賭け方や期待値について
ルーレットで一番勝つ確率が高い賭け方は、先ほど紹介した
- 赤黒賭け
- 偶数奇数賭け
のような「配当が2倍になる賭け方」です。
ただし、配当が2倍以上になる賭け方にベットしてプレイされる場合は、勝てば配当は大きくなりますが・・
しかし、配当が高いベットで勝つ可能性(期待値)は低いので、確実にルーレットで勝ちを目指したいという方は、
されることをオススメします。
ココモ法は本当に最強なの?
モンテカルロ法とマーチンゲール法について解説を進めてきましたが、ココモ法と呼ばれるマーチンゲール法を進化させたような必勝法があります。
ココモ法では、「前回と前々回の賭け金の合計値をベット」という方法で、3倍配当以上のゲームで有効だと言われています。
マーチンゲール法との比較をしてみると、
ココモ法の賭け金 | マーチンゲール法の賭け金 | ココモ法で負けた時の累計 | マーチンゲール法で負けた時の累計 |
1 | 1 | -1 | -1 |
1 | 2 | -2 | -3 |
2 | 4 | -4 | -7 |
3 | 8 | -7 | -15 |
5 | 16 | -12 | -31 |
8 | 32 | -20 | -63 |
13 | 64 | -33 | -127 |
21 | 128 | -54 | -255 |
8連敗した場合での収支は上記のようになりますが、ココモ法もマーチンゲール法も、一度でも勝てば損失を取り戻す事が出来るのが特徴です。
一方、モンテカルロ法は長時間プレーし、コツコツと利益を積み上げる必勝法なので、一気に損失を取り戻す爆発力はないですが、ココモ法やマーチンゲール法に比べるとリスクが少ないのが特徴です。
ある程度リスクを取りながら、短時間で稼ぎたいという方はマーチンゲール法よりもココモ法の方が最強だと思われる方が多いのも、このためだと思われます。
ただし、くれぐれも注意が必要なのが、マーチンゲール法もココモ法も軍資金がなくなれば、そこで終了となります。
また、オンラインカジノは3倍配当の使えるゲームが少ないため、ココモ法を試せるのは、
- ダズンベット
- コラムベット
しかありませんので、かなり限定された攻略法だという事を憶えておきましょう。
モンテカルロ法やマーチンゲール法はカジノで禁止行為? まとめ
モンテカルロ法やマーチンゲール法は、オンラインカジノでは禁止された行為ではありませんので、十分な資金管理をしながら行う事は問題ありません。
マーチンゲール法は負け続けている限り、前回の倍を賭けるという事で分かりやすいですが、モンテカルロ法はメモを取りながら進めたほうが無難かもしれません。
マーチンゲール法が、強気な必勝法なのに対し、モンテカルロ法はリスクヘッジの効いた必勝法ではありますが、全ての必勝法は「理論上では負けない」と言われていますが、絶対では無いという事は忘れないようにしましょう。
オンラインカジノでは、勝負の流れを読み、流れが悪い時や運を引き寄せられないと感じた時は、自分ルールに基づき撤退する勇気も必要です。
株やFXの損切り同様、自分の中で必ずルールを置いてプレーするようにすれば、大負けが続く事もありません。
しっかりと、自分ルールとマインドセットを行った上でカジノに向き合うようにして下さいね。